私は、昨日あったことを全てリンに話した。
リンは神木さんのことをとても怪しんでいた。
「何か変なことされたら、私に言うんだよ。」
「はーい!」
神木さんは事あるごとに何かプレゼントをくれた。
それは服だったり、靴だったり、アクセサリーだったり…
商品券や図書カードをもらうこともあった。
それで私は弟の教材を買ったり、服を買ったりなどもした。
もしこのプレゼントをもらうことを断ると、神木さんの機嫌はすごく悪くなった。
「俺がみくるちゃんにプレゼントをあげたいと思ってるんだから、受け取ってよ。」
こう言われると悪いと思っていても断れなかった。