そして、食卓の上に並べられたご飯を見て、驚いた顔をした。
「美味しそうだな。これ、全部みくるちゃんが作ったのか?」
「はい…」
「すごいな。食べて良いか?」
「あっ、はい。もちろんです!」
パクッ
「…」
どうなんだろう…口に合わなかったのかな。
とおるさんはゆっくりハンバーグを食べていた。
そして、ため息をついた。
やっぱり、あまり口に合わなかったのかな…
「うまい!俺今まで、こういう家庭的な料理を食べたことがほとんど無かったんだ。お母さんは料理をしない人で、小さい頃は毎日外食ばっかだったし、一人暮らしを初めてからも外食や弁当ばかりだったから。」
「そーなんですか…」
くぅー。そんな食生活で良くこのスタイルを保ってるよ。
身長は185cmくらいで、足は身体半分以上あるかもしれない。
痩せているのに、筋肉もしっかりついていて、がっしりしている。
そして、おまけにこの完璧なお顔だ。
その容姿は誰が見ても美しく、通りすがった人ば必ず二度見、いや三度見?いや、とにかく見とれてしまうだろう。
ずるい。ずるすぎるー。
人間不公平だ。