家に帰ると弟が夕飯を作って待っていた。



「遅いよ。遅かったから、今日は自分で夕飯作ってみた。もう食べてきた?そしたら、明日食べてよ。」



「ごめんね。もう、食べてきちゃった。一口だけ食べるね。」



「彼氏と食べてきたの?」



「違うよ!仕事の話。」



「嘘だあ。顔赤いよ。」



「そっ、そんなことないよ!!」



弟(とおる)はニヤニヤ笑って私の顔を見てくる。



「そーいえば、さっき俺に電話かけた?」



「うん、かけたけど、解決したからもう大丈夫。」



「ふーん。わかった。」



「とおるはもう寝なさい。」



「はーい。」



とおるの作った料理は美味しかった。



私は今日起こったことを色々思い出しながら、眠りについた。