そして、
「そしたら、俺の家で働く?」と言ってきた。
「そのガールズバーでは一日いくらもらえたんだ?」
「時給3000円とボーナスなので、1万円くらいかと…」
「じゃあ、一日一万円でどうだ?」
「えっ!?」
「家事をしてくれればいいんだ。料理は作れるか?」
「料理は作れますけど…。そんなこと、いいんですか?」
「いいよ。どうせ、誰か雇おうと思ってたし、一万くらい…。君を助けたいし。」
「わかりました。本当にありがとうございます。お願いします。」
そうして私は、神木さんの家で明日から働くことになった。
ガールズバーは、怖い目に会ったことを理由に辞めた。
なぜか、とても渋られたが、最終的には許してもらった。