「ん?」





少しぎこちないけど、前と変わらない口調で。





「そろそろ、話したいです、ダメですか。」





まだ少し生徒が残ってるから、聞こえないように小さい声で言う。





「・・・そうだよな。うん。」





「ドライブ、連れて行ってください、夜景がきれいな所に行きたいです。」





わがまま、許してください先生。最後だから。