ー金本達哉saidー


俺には彼女がいる。


佐々木 和葉(ささき かずは)って言う、優しい彼女。


まぁ、付き合うことになったのは、最近なんだけど。


和葉にこの前、祭りの時に告白されて俺たちは付き合うことになった。


和葉の家は、学校からすごく離れてて、よくここまで来れるなって思う。


けど、付き合ってから和葉は、あまり話してくれなくなったから、2人きりの時間を作ろうと思って、なるべく朝早めに学校に来てもらう。


でも、その代わり和葉は俺よりも早く起きなきゃ行けないから、心配はするんだよね…。


「達哉!おはよう!」


「おはよう、和葉。」


急いできたのか、和葉の顔は真っ赤だった。


「大丈夫?迷惑かけてごめんね。」


俺は、和葉の荷物を持って、和葉の机に運ぶ。


「そこまで、大丈夫だよ!ありがとう…」


和葉は、少し頬を赤くしていった。


結局、俺たちが話すことはなくて、2人きりにする時間作ってよかったのかわからなくなった。


でも、それでも和葉と一緒にいれればいいって感じた。