「和葉!いい加減に起きないと学校遅刻するわよ!」
和葉の母は、怒鳴って和葉の部屋に入り、和葉がかぶってる布団をはがす。
「んー…。寒い…。」
和葉は、寒さを感じ丸くなる。
その行動に頭にきた和葉の母は、さらに声をはって
「いい加減に起きないと、携帯解約するわよ!」
それを聞いた途端、和葉はばっと起き上がり、ハンガーにかかっている制服をとり数秒で着替える。
「おはよう!まま。朝ごはんは?」
「用意してあるわよ。」
ときくと、和葉は急いで下に降り、ご飯を食べる。
「まま!携帯解約はこれでなしね!」
「はいはい…。」
和葉の反応に、母は呆れ顔。
「んじゃ、いってきまーす!」
和葉は、元気な声で家を出た。