でも、差支えあったかもしれない

ドアの前にいたのは
愛しくてたまらなかった
あの幼なじみだった

どうしたらいいか分からなくて出た言葉

「誰。」

誰かなんて知ってた
たしかに、印象は変わってた

最初ユーカは、ショートカットだったし
それに服だって今とは全く違った

今は、綺麗に整えられた前髪
ストレートな黒髪ロング
少しメイクもしてるし
服は、清楚な女の子が着るような服

間違いなく俺の愛しくてたまらなかった人
だけど俺は知らないふりをした


そう言うとユーカは間違えたと言って帰ってしまった

俺はいまだにキスをせがんでくる女に
帰れと言った

女は渋々帰っていく

だけど
どうしよ
完全にユーカに勘違いされた
勘違いではないんだが……
よし、ユーカの部屋行ってみるか