え!?なに!?

「どうしたの!?」

心配して声をかけるがユーキはより一層強く抱きしめてきた

「……ダメ、」

え、何がダメなの!?

「ん?だって……みんな見てるよ」

ん!?
うそでしょ!?

「ちょ、はなして!!」

強く抱きしめられたまま
少し見える隙間で覗き込むと

小笠原兄弟は、微笑んでるし
なんか、船津先輩とみやびは言い合いしてる

てか、とりあえず見られてる
恥ずかしくて顔が赤くなるのがわかった

「絶対……はなさないから」

そう言ったユーキの顔も少し赤かった気がした


幼い頃からずっと好きだった……
ずっとすれ違ってた
でも、やっと一緒になった……
これからもずっと一緒……