入学式が開かれる体育館についた私は
特別枠クラスの椅子に座る

ほかのメンバーはもう既に揃っていた
1人ずつ観察しみよ……

一条寺くんは
なんか、名前通りって感じ
クールで顔も整ってるし何より指にはめられた指輪が似合いすぎてる。

桜田 梨々夏は
なんか、ずっと鏡見ながら
アヒル口の練習してる……できてない

中島 ミヤビって子は
やべ、真面目そう
絶対真面目でしょ

中村 望は
ずっと3年生の方見てる……
つか、なんか目がハート……

小笠原 セイラは
まって、寝てんだけど

柊 佑香は……
だめだ、この子も3年生の方見てる

藤野3兄弟は……
まって、1人めっちゃこっち見てたあああ
目があったああああ
あと2人はミヤビってこと、セイラってこの方見てるかな

そして、入学式が始まった

開始5分ほどしたあと

「おい!村田!なにしてるんだ!」

怒鳴っている先生の声
それに、村田って……

「あ、ユーキきたんじゃね?」

「派手に暴れすぎだよ、ほんと」

そう言って2人の3年生も立ち上がる

「うるっせーな!触んな!」

「おぉー!ユーキっすね!」

1人の3年生は
船津?って人と

もう1人は小笠原……

「ユーキまちくたびr」

小笠原と言う名の3年生がユーキの元へ駆け寄ろうとしたとき

「おいこら待てオガシラ」

さっきまで寝てた小笠原セイラがいきなり起きた

まって、名字が一緒ってまさか……

「ちょ、その名前で呼ぶなよ!」

「お兄ちゃんが馬鹿みたいなことしてるからでしょ!?」

あら、やっぱり
兄弟か

「え!?まさか妹!?」

船津先輩が小笠原先輩に尋ねる

「うん、俺の見張り役についたみたいだわ」

そう言いながら小笠原先輩は椅子に座りなおす