「あ、心配しなくても陸斗君も一緒だから1人じゃないわよー。

だから、安心して。」


陸と一緒?

お母さんは爆弾発言を落として置きながらニコニコ笑ってる。


なんで陸もいるのーーーっ!?


“陸斗”という名前を聞いた瞬間あたしの顔の温度は急上昇。



「あらあら、桜華ったら照れちゃってー。

だから詳しいことは陸斗君に聞きなさい。」


「お母さん、なっなんで陸もいるのーーー!?」




そんなあたしの叫びは相手にされないままお母さんはキッチンへ行ってしまった。







----タンタンタン


「あれ?姉ちゃんが俺より早く起きてるっ!

お母さんー、今日雪でも降るの?」


「和馬ーっ!
今3月なんだから雪なんて降るわけないでしょー!!」