しかし年を重ねていくうちに周りの目が怖くなった。

過度な期待、妬み。


こんなこと出来て当たり前、だって“須藤家”だから。


このプレッシャーに耐えられなくなった俺はいつしか本気になることがなくなっていた。


しかし、桜華と出会って俺は変わった。

少しでもカッコいいところを見せようと、修行や勉強を頑張れた。


“桜華を守る”という俺にしか出来ないこと。

桜華のその力が目覚めるまで、たくさんの努力をして必ず守ってみせる。

たとえこの先どんな辛いことがあっても、悲しいことがあっても。

君だけは守り続ける。