「お母さん。

あたしは話を聞いたとき不安で不安で仕方がなかった。

いつ死ぬかもわからない毎日をすごすなんて・・・。」


「桜華・・・。」


ううん、怖かったじゃなくて。

本当は今でもものすごく怖い。



でも、いつまでもみんなに甘えてちゃダメだと思ったんだ。

やってみなきゃわからないことだってたくさんある。


やる前から諦めてたら何も始まらないよね。


「自分の力なんて全然わからない。

でも、絶対に和馬のことは守るから!

修行だって勉強だってちゃんとやる。

だからあたしからもお願いします。」


「・・・俺からも、俺からもお願いします。」


陸っ!?


「俺にとっても桜華と和馬は大切な存在です。

だから一緒に居てくれたら心強いですし・・・。

責任持って2人を守ります!」