今入っても大丈夫かな・・・?
そーっと行こうかな。
「・・・あの。お話の最中失礼します。今大丈夫ですか?」
「「「桜華!?」」」
「「桜華ちゃん!?」」
おぉー。
これまた勢揃いですね。
お母さんにお父さんに陸、それに陸のお父さん、お母さんまで!?
「えーっと?な、なんでこんなにいるの・・・?」
和馬なんて口をポカーンって開けて固まっちゃってるよ。
「・・・ちょっと話をね!そ、それより!桜華と和馬こそどうしたの?」
なんでそんなに焦ってるんだろう?
あたしたち来ちゃダメだったのかな・・・?
いや、今はそれどころじゃない!
お父さんとお母さんを説得しなきゃ。
あたしは和馬と目を合わせて、話すことを決意した。
「実は・・・。」
「お姉ちゃん、これは俺から言わせて。」