ないとは思うけど、思いたいけど・・・。
もし、和馬が言い出したら絶対に止めることは出来ないだろう。
「うん。・・・わかった。」
あたしはそうに言うしかなかった。
ーガタンッ。
誰?
もしかして和馬っ!?
そんなわけない・・・か。
「・・・お母さん、今の話ほんと?」
「「和馬っ!?」」
やっぱりさっきのは和馬だったんだ…。
「俺は・・・俺はそんなの信じないっ・・・!」
「待って、和馬!!」
どうしよう、あたしのせいだ。
あたしがこんなに頼りないからいけないんだ・・・。
和馬がレイクになるとは限らない。
でも、もし。
もしも和馬がレイクになるって言ったら止められる?
無理だ。
だから、少しでもあたしがもっと強くならなきゃ・・・。
しっかりしなきゃいけないんだ。