雪村は、帝のチームの一人にカメラを渡して、自分も列の中に入った。
「ははは、この写真のメンバーは、豪華すぎだな」
と、撮ってもらった写真を見ながら雪村は笑った。
確かにな・・・と私も思った。
私の周りは、ちょっとどころじゃないほどの有名人が何人もいるな。
と、私もつられて笑っていると、突然
「一・・・」
帝は優しい声で、私の手を握った。
何だ?と帝の方を見れば、不安そうな顔で私を見つめていた。
「俺は、何年たっても、ずっと一のそばにいる。
一は、俺にとって、世界で一番愛する人だ」
とプロポーズの時の言葉を、大勢の前でペラペラとはく。
男性陣はおおっと歓声をあげ、女性陣はきゃあと言って顔を赤らめた。