のほほんと二人を眺めていると、小さな子供を抱き抱えた乙川と雪村が歩いてきた。




「お久しぶりです、先輩がた」


「やっほー、天海・・・じゃなくて、えーとはじめちゃん?」



ニコニコと笑顔で片手を上げる雪村と、乙川の腕の中できゃっきゃっと笑う、乙川とみのりの息子と娘の一葉くんと二葉ちゃん。




「おー久しぶりですね〜、一葉くん、二葉ちゃーん。


会うのは何年ぶりかな?」



「みのりの方は、だいぶ天海先輩にお世話になっていますが、一葉と二葉に会うのは三年ぶりですね」



昔みたいな不良っぽさが抜けて、大人になった乙川を見て、なぜだか嬉しくなった。




噛み付いてくるような喋り方をしてたのに、今じゃ敬語を使えるようになっている。