この世の中には最低な…クソみたいな人間ばっかり。
なんで上辺だけの友達ごっこができるの?
なんで好きでもない人と付き合ったりできるの?
なんでそんな簡単に嘘ついて人を騙すの?

あたしの周りにはそんな人達しかいない。
家に帰れば親が男連れてきてる、うるさくしたり邪魔したりするとすぐに殴ったり蹴られたりする。

「…。」
どーせ今日も、男連れてきてるんだろーな。今日はどこで時間潰そう…。

ガチャ…

「…やっぱり連れてきてる」
ほんとうちの親どーかしてるよ。男とsexして金もらって、うまくいかなかったらあたしに暴力をふるう、それの繰り返し。
この前なんて親の連れてきた男に襲われそうになった。
なのにお母さんは…「その子とやってもいいよ〜」なんて言ってあたしをお金を稼ぐ道具としか見てない。
ほんと最低。

カチャ…

…え?
「君この家の子?」
誰この人…あぁ、親が連れてきた男の人か…
「ね〜ぇ、もう一回しようよ〜」
何この声。こんな声聞いたことない。
そんなことを思っていると…
「あー、あんた帰ってたんだ。」
「うん」
「この子、雪の子?さっき子供はいないって言ってなかった?」
雪って呼んでるんだ。
それよりも゛子供はいない゛って単語が耳にとまった。
子供は…いない…?
「そ、それゎ〜…」
お母さんの目が鋭くあたしに突き刺さる
「はぁ…子供いないと思ってsexしたのにいるじゃん、金返せよ」
そう言って男はお母さんからさっき渡したであろうお金を奪った。
「えっ、ちょっ、そんな!」
お金にしか目がないお母さんが騒ぎ始める。男はそんなの無視で帰っていった。
男が帰っていった直後お母さんからの鋭い視線、あたしを軽蔑するような目。
あたしは察した、あー、殴られるのだと…
「なんであんたこんなタイミングで帰ってくんのよ!!!」

パシッ─

お母さんの掌があたしの頬を叩いた。
「…。」
これだけですむなら耐えられるでも…
「あんたのせいでっ!あんたのせいで…!」
お母さんは殴る、蹴るの暴行あたしは抵抗するのも面倒くさくっていや…このまま続けられたら死ねるんじゃないかってそう思ってるから抵抗しないだけ。
それがさらにお母さんのかんに障ったのかタバコに火をつけ真っ赤に焼けているタバコの先。
それをあたしの背中に押し当ててきた
「っ…」
何度も何度も。
あたしは耐えた。
するとお母さんは果物ナイフを取り出してきた。
そしてお母さんはあたしにこう言ったんだ…
「あんたなんで生まれてきたのよ!望んでもないのになんで生まれてきて生きてるのよ!」
そう言ってお母さんは持っていた果物ナイフであたしを切りつけた。
あたしを拒絶したような目で…

あたしは耐えられなくなって、動く力さえ無かった体を動かして家を出た
゛もう二度とあの家には帰らない゛
そう心に刻んで…