「あ、ありがとう・・・えっと・・・先生?」






「そ、先生だよ」












やるじゃん。ルシュフ。









「あの、先生・・・」



茜が言う。




「ん、何?」




「このこと、クラスメイトには内緒にしてくれますか?」






「ああ、もちろん」




ルシュフはそう言って笑う。





















茜はなんとか元に戻ったようだ。



















「ハァ・・・ハァ・・・」

















でも、奏が戻らない。

















「こいつは、やばくねーか?」









ショタが呟く。





















「茜君」




「ん、何先生」






ルシュフには何か手があるようだ。















「彼の血を、ほんの少しだけ吸ってあげて」












「・・・はい」








茜は奏のところまで行き、











腕をつかんだ。













「くっ・・・!!」






手を離そうとする奏。











「させないよっ」








茜はそう言って、奏の腕に噛みつき












血を吸った。












奏はそのまま倒れる。







それをルシュフが受け止めた。