「花野!!吸血!!いるか!!」






?!もしかして・・・











「か・・・奏?!」











「そーだ、奏だよ」



「おい!!俺・・・翔太もいるぞ!!」














花野のホッとした表情。俺も少しホッとした。














「なに・・・ お前らも血吸ってほしいの?」








あ・・・やばい!!二人も殺される!!










「奏!!ショタ!!コイツ吸血鬼!!」









「吸血鬼?そんなの実在したのか?」



ショタはなぜかメモをとっている。





流石天才高校生・・・というところか?










「はやく逃げよ!!流石にコイツは私でも倒せない!!」




ここで全員揃って死ぬのは・・・嫌だ!!!









「そーだな、それが最善・・・逃げるぞ!!夏早・・・夏早?」










?どーしたんだ奏




何か様子がおかしい・・・













「・・・なぁ花野、翔太、カッターとか持ってない?」




カッター?どうしたんだ、奏?













「持ってるなら貸せ。俺がコイツ倒してやるよ。」














これってまさか・・・









この奏、朝と一緒だ。








朝もこんな感じで・・・私を殺そうとしてきた。
















「・・・俺のカッターで、良ければ使え。でもあんまり吸血を傷つけるなよ?」







ショタはそう言って奏にカッターを渡す。








「・・・さぁな。」



奏はそう言って笑う。











その笑いを見て、私は今の奏が今朝と同じ状態だと確信した。


















吸血鬼vs殺人気・・・






引き分けで終わってほしい。