「心・・・この・・・店を・・・出たら・・・行きたいとこが・・・あるから来て・・・くれる・・・?」




「う、うん・・・」










この状況で断ることは私にはできなかった。






















「お会計、700円になります」



ジャリ・・・





「ありがとうございました」













会計が終わり、外に出る。














「心・・・こっち・・・来て・・・」















「ん・・・うん・・・」









もう手繋ぐのはいいのか。良かった・・・





もしかしてそんな余裕が無いだけかもしれないが。
















そして茜は、どんどん人気のないところへ進んでいき、






















最後には人が一人も見えないところに来た。





















「ねぇ・・・茜・・・ここは・・・?」









「知りたいか・・・?」









?!













その声は、さっきまでの茜の声とは違い、なんだか殺気を感じた。












「店・・・とかじゃないのは分かるけど・・・」










「心・・・教えてあげよう・・・ここはな・・・」