「もうムカつくからハッキリ言うわ!
もともと朱理さまと私たちは、何も喋らないくせに、
みんなと仲良くなれる、みんなの憧れの南と仲良いことが嫌だったの。」
……うん、悲しいけどそれは薄々感じてたよ。
てか、南ちゃん、みんなの憧れだったんだ…。すごいな、やっぱ。
「それで、会津くんの隣になって会津くんと話してるところを見て私たちはもう我慢の限界だったの。
朱理さまも当然、ムカついたらしく、ある計画を立てたの。
それがあんたから南を奪おう計画。だけどなかなか手強いわ。南、どんなにあんたの悪口言っても、折れないわ。」
この言葉を聞いて、嬉しくなる。
だって、南ちゃんは私の悪口を言わないんだよ?
こういうときって、つられて言っちゃう場合が多いけど南ちゃんは違った。