「そっか、ならよかった。」



すると後ろの会津くんが不機嫌な声を出した。



「そういえばおまえら、俺の知ってる限りでは2回ほど一緒に屋上行ったよな。なにしてたんだ?」




会津くんがそう言うと浜村くんはニヤニヤとする。




「あっれぇ?それって嫉妬?ヤキモチ?」




「…いいから答えろよ。」



すごく低い声を出した会津くんに私だけではなく、きっと浜村くん以外の人たちが驚いただろう。




「えー、なにしてたっていうと…愛を深めてた?」



空気の読めない浜村くんはニコヤカにそう言い放つ。