「ったく、口塞ぐこともないだろ。」




離すと不満そうな声を漏らす会津くん。



「ご、ごめん…でも、会津くんが……っ」




私がそう言うと会津くんは私の顎をつかむ。



「俺が、なに?しようとしてたのは本当でしょ?」



「そうだけど…でも……っ」



私がそう言うと会津くんは不敵に微笑む。



「でも?それ以上、何か言い訳すると優香とは違う方法で口塞ぐよ。」



そう言って私の唇をなぞる会津くん。