「…翔先生、そんなに毒舌でド失礼過ぎると愛しの彼女さんに別れ話されますよ」
「生憎、彼女とは順調だから。別れる気もないし、離す気もない。それよりもお前は自分の心配したらどうだ?」
「?」
「早く席に着かねぇと、
欠席扱いにするぞ?」
ニヤリ、先生が出席簿を持ち上げながら悪魔の言葉を落とす。
そして私は瞬時に理解する。
一気に自分の置かれている状況を。
「わあぁあ!?先生、待って待って待って!!!!
今、座ります!座りますから、欠席だけは待ってえぇええ!!」
バタバタと自分の席に座る。
あ、ラッキー!椅子下ろされてる!!