どれくらい呆然としていただろう?
目を覚ました彼が、私から体を離す。
窓を開けたのが、流れ込んでくる空気から分かる。
星を見ているんだろうか?
自分のしたことを悔いて、星に許しを請えばいい。

「シーファ。・・・お前を、こんな風に汚す、俺は最低だ。」

酷い。
なんて酷い男。
本当に最低。

隣りに居る私の事より、何処に居るかも分からない女の事で許しを請うの?

これじゃ、いつもの男どもと同じ・・・いいえ、それよりもっと酷い。

でも・・・でも・・・っ