いつもの男どもは、その最中は私の体をまるで人形のように好き勝手に扱い、終わったら終わったで全く悪びれる様子もなく、どこから来るのか分からない自信で高笑いを上げる。

なのに彼は、私が壊れるんじゃないかと恐れているかのように優しく、そしてとろけるように熱く、頭の芯までしびれるくらい甘く抱いてくれて・・・

「悪い・・・」

終わった後は申し訳なさそうに眉をしかめ、力無く呟いた。

「どうして謝るの?」

「・・・俺は、最低だ。」


彼が謝るのは、彼の職業のせいだと思っていた。

彼は海賊。
誇り高き海の男が、1人の女の手に落ちた。
その悔しさと不甲斐なさからだと。

「若いんだからしょうがないわよ。私は大丈夫。あなたの好きにしてくれていいのよ?」

うなだれる彼の髪を撫でる。
彼は私の顔を見上げると、すがりつくように私を抱きしめた。