それからどのくらいの時間が過ぎたのか、分からなかった。
どこに連れて行かれたのか、誰がその場に居たのか、視界を奪われている私には分からなかったけれど、自分が何をされているのかは視界に見えなくても分かった。
服を強引に剥ぎ取られ、何人もの手が私の身体に触れるのが分かった。
最初は大勢で押さえ付けられてあちこちが痛んだけれど、私が抵抗しないことが分かると、その人達は順番に私の身体を弄んだ。
身体は痛くて仕方がなかったけれど、私は叫び声一つ上げることなく、ただ時間が早く過ぎることだけを祈ってた。
冷たく硬いマットレスに、身体中が擦れて物凄く痛む。
もう何人が私の中にその欲望を吐き出したか数えるのも嫌になった頃、誰かのこの言葉でその悪夢は終わりを告げた。
「こいつ面白くねぇな、声ださねぇし、人形抱いてるみてぇじゃね?」
だったら最初からこんな事をしなければいいのに。
私がそんな事を考えていたその時、聞き覚えがある声が私の耳に聞こえてきた。