「次の時間は選択授業だ。教室、ちゃんと確認しとけよー。世界史選択の人はラッキーだな俺がやるから移動しなくていいぞ」


この言葉を聞いた瞬間クラスの半分位の人が動きを止めた。ほとんどが世界史選択だったらしい…

私は日本史選択。今日は、結構運がいい。


「もぅー最悪だよ!私、世界史選択だし。舞花ちゃんは?」


隣の子が言った。私の名前知ってたんだ…


「私は、日本史だよ。世界史頑張れー」

「いいな~。あっ私、飯田春香(イイダ ハルカ)よろしくね~」

「うん、よろしく!春香ちゃん、私の名前知ってたんだ」

「え?知らない子のほうが少ないよ。だって舞花ちゃん美人だし、絵が上手だから有名だよ」

「え?そうなのー?なんか恥ずかしい…ありがと」

私はこれを聞いて、嬉しかった。自分の存在が知られてるってすごいと思う。


私はこの時から変わろとしていたのかもしれない…