「おまえなんか死んじまえ!」
ーボコッー
「やめて!お父さん!やめてってば!」

あー…またあの夢だ
なんで毎週こんな夢みなくちゃいけないんだろう
「紗倉ー起きなさーい」
「はーい」
大丈夫大丈夫あいつはもういないんだから
そう心に言い聞かせて私はさっさと準備をすませた。

下に降りるといつものように変わらない朝でちょっと安心した。
でも時計を見ると時間のないことに気づき急いでご飯を食べた。
ー ピンポーン ー
「紗倉ーがっこいくよぉ!」
「うんー!今行くーじゃあお母さんいってくるね!」
「いってらっしゃーい」
笑顔で言った。

外に出ると友達の華菜がいた。
華菜は頭も良くて運動もできてさらに美人で優しくてスタイル抜群
だからものすごくモテる。
自分では気づいていないらしいけど…
華菜は笑顔で「おはよ!」って言った。
私も「おはよ!」
これがいつものこと
そして私達が今から行くのは
女子校!
華菜は共学にしたかったらしいけど
私のこと思って女子校にしてくれたらしい。