直人「ごめん、家に忘れてきたからこれから家戻る。家来てもらえる?」

授業中に来たメールに従って、直人の家にいく。

直人「いらっしゃい。あがって。」

部屋に入ると、直人がココアを入れてくれた。
『ありがとう。これ、返すね』

ネックレスを手渡すと悲しい顔をする。

直人「うん…。俺からは、これ。」

合格祈願のお守りだった。以前私が買ってあげたもの。
直人「あの日言おうと思ったんだけど大学、決まったんだ。
奈々美も勉強頑張ってるでしょ。2年後、叶うようにこれ。」

『そっか、おめでとう。』

その後も話をしていたが、眠くなってしまい目が覚めたらベッドの上にいた。

制服がはだけて、直人が胸を舐めている。

『え、ちょっと、なに、』

身体を押すと直人は制服のネクタイを解いて腕を縛る。

直人「もう起きちゃったの。最後に添い寝しようと思ったんだけどやっぱ抑えられなくなっちゃって。」

そういって直人はキスをしてきたけど、
気持ち悪さしかなかった。

『やめてよ…』

直人はそのまま身体を触り、服を脱いで自身を突き刺してきた。

処女ではない。以前も直人とエッチをした。無理やりだった。

抵抗するのも諦め、行為が終わるのを願っていた。

直人「奈々美っ…好きだよ…」
果てるのと同時に倒れかかってきてまたキスをされる。

直人「ずっと好きだから。忘れないで」

嫌悪感。早くどいてくれないかな。

その後も何度もキスをされ、首から胸にはいくつものキスマークをつけられた。

満足したのかネクタイを解いてくれた直人は、ベットに転がった。

すぐに制服を直し、ネックレスとお守りを置いて部屋を出る。

すぐに家に帰って、思い切り泣いた。
自分の浅はかさに。
直人の家に行くべきじゃなかった。
処女ではないと言っても、無理やりされて気持ち悪いだけだった。