友達と遊んだ後家に帰っていま玄関で靴を脱いでます
「ただいまー!お母さんー?いるー?…」
「お帰りなさい!どうだった?新宿は…」
お母さんがリビングから顔を出しながら聞く
「楽しかったよ!人が沢山いたよー!」
「そう、良かったわね?!ご飯は?余ってるけど…食べる?」
「食べて来たからいらない!じゃあ、私部屋にいるね?」
私は靴を脱ぎ終わり階段を上がる
「そう。わかった、晩御飯になったら呼ぶわね?」
「は〜い!」
ーガチッンー
私は部屋に入った後鞄を置き机に向かい椅子に座る、そして行く前に見つけた古いノートを開く。
【あなたの名前はなんですか?】
【何で消すの?】
げっ!字が‥ふっ‥増えてる…?!
「はっ!千里のいたずら?…」
私は自分の部屋を出て、千里の部屋に向かう、
確か、もう部屋にいるはず。
ーコンコンー
「千里〜いる?話があるんだけど…」
「うん!いるよ➰ん♡ちょっと待っ…て〜!」
ーガチャンー
「おまちどうさま♡待ちました➰⇈??♡おねぇーちゃん!♡」
「別に…単刀直入に聞くけど、何で落書きなんてするの?」
私は少し怒り千里を追い詰める。
「ちょっ!待ってよ!何?ど〜ゆう事?私がどこに落書きなんてした?」
「だから、私の部屋に入ったでしょ?」
「何の事?私、おねぇーちゃんの部屋に入ってないよ!!」
私は、千里が本当のことを言ってると思った。
「そう、ごめんね? わっ。忘れて?」
ーガチャンー
千里の返事を待たず私はドアを閉めた
どうして妹な私に本当の事を言っていると分かった理由は、
いつも千里は言葉の最後にハートをつけてくる、けど、真剣な時はつけてこないからだ、
そして先程の千里はハートをつけてこなかった、それだけ真剣という事なのだろう。
でも、千里じゃなければ誰なのだろう…?
私は自分の部屋に戻らずリビングに向かった
「お父さん!お母さん!私の部屋に入った?」
「何言ってるの?入るわけ無いでしょ?ちぃーが(勝手に入らないで)って言ったのだから勝手に入るわけ無いでしょ?」
「そう、だよ…ね!うん、わかった!ゴメンネ?」
そう言って私はリビングを後にして自分の部屋へ戻った
とりあえず今は、古いノートの誰かと交換ノートをしてみることにした
【あなたこそ誰ですか?】
そして、ノートを閉じる。
部屋にいたらノートが書けないと思い私はリビングで晩御飯にすることにした。
ついでにおやつも食べて来ようかなー?
☆ ☆ ☆
8時30分
私は自分の部屋に戻った
もういいよね?
私はノートを開いた、すると先ほど私が書いた字の下に
【俺が聞いてるのにどうして聞かれるかな?】
っと書かれていた、
あれ?私がいない間に書かれているって事は、もしかして、私って泥棒と交換ノートしてるのかも…だって、リビングには皆いたし…
てか、俺って言ってるって事は…交換ノートの相手、男性だし……
う〜ん〜・・・
「まず名前教えないとね?どうしよう〜泥棒かもしれない人に名前教えるの?そんな事するのって…ただの馬鹿でしょう!チャットの名前なら!でも、チャットやってなかったら、チャットって言っても分からないよね…?仮名って言ったらさすがに分かるよね!」
【ゴメン…怒らせちゃった?えっと、仮名でいいなら教えるよ!私の名前は、千夏よろしく!】
そしてまた閉じる
今日はもうこないよね?
この時私は誰かが家にこっそり入り私と交換ノートしているのだと思っていたのに…
ーパタンー
ふと、ノートの閉じる音が聞こえてきた、それはあの古いノートから、
でも、今私は、ベットの上で本を読んでいて、とてもじゃないけどあのノートに手が届かない
誰もいないよね?
私は、あのノートを手に取る、疑問に思いながらもノートを開く、
【じゃあ、俺も仮名で、俺は柊】
と書かれていた
しっ、しゅう?柊って誰?何者?誰も居ないはずなのに…どうして?
それにしてもこのノートの古い事や色々な事に気になる
【あのさ、柊…このノート何かおかしくな〜い?】
そしてまた閉じる
ーパタンー
しばらくしてまたその音はした。
ノートを開くと
【あ~誰もいないのに勝手に書かれてるんだろ?】
え?柊って人が魔法でも使って書いているものだと思っていたけど私の状況と全く一緒?
でも、だとすると一体このノートは何なんだろうか、一応柊にも聞いてみよう!
何わかるかもしれないし‥
【どうなってんの?…それって、つまり…どうゆう事?】