怜が私に向けてくれた 優しい笑顔も声も手も全部 他の人も知ってるの? 私は綺麗じゃないし汚れてる。 わかってる。 怜だって本当は汚いって思ってるかもしれない。 だけど…。 「怜が…私だけのものになればいいのに…」 「え?」 晴が驚いたように声をあげるから 無意識に口に出してたことに気がついた 「あっ、いや、違うの…あの…」 なんて言い訳しよう。 私なんかが求めていいわけないのに…