晴が寝る前にいった。 「怜はさ、家族から愛を受けたことがないんだ。だから寂しさ紛れにいろんな女と関係を持ってたんだけど、藍が来てからはぱったり。」 いろんな人と関係を…。 それはつまり、 いろんな人の中に怜の…。 「藍、きいてる?まぁ、あれだよ。それだけ藍を大切に思ってるってこと。」 晴はだからさ、と続けた。 「怜をよろしくね。」 怜…いやだよ。 なんだろう、このモヤモヤは。