窓から入る太陽の光りと
私の頭をなでる怜の大きな手。

気持ちよくてウトウトしていると
怜がぎゅっと私を包み込んできた。

「藍は猫みてぇだな。」

「猫?そんなに可愛くないよ。」

なんて言ってると
勢いよく障子が開いた。

「怜ーっ!」

スパーんって音と怜を呼ぶ大きな声に
身体がびくっとなる。

「きゃっ…」