怜の後ろに続いて 親父さまの部屋に入る。 「親父、怜です」 「おぉ、入れ。」 ゆっくりと中に入ると 貫禄のある優しい顔をした親父さまが 座っていた。 「楢崎…藍です」 そういって頭を下げると 顔をあげなさい、と笑ってくれた。