「行ってきまーす」


ーガチャンー

あー、眩しい……

太陽の光が俺の目に差し込んでくる

10月のくせにさみぃーし

眩しいし

だりぃーし

町は人多くてうるせぇーし

何もかもがうるせぇー!

あーこんな世界など消えてしまえばいいのに

そぉー君がいない世界など俺には意味などない

何もない

今まで見ていた綺麗な景色が真っ黒に変わった

あの日、俺は、サッカーの練習試合を次の日に控えていた、
かれんはサッカー部のマネージャーだった、俺の事いつも応援してくれていた、いつも俺の隣にいてくれた
彼女が支えてくれたから俺は続けられた、でも…あの事件以来俺はサッカーをやめた、かれんは


「れんがサッカーしている姿が大好き!だから絶対にサッカーやめないでね?」


とよく言ってくれた

でも…


俺はあの約束を破ってしまった、
だって、かれん…君がいないのに、もう何があっても隣に君の姿も、面影も何もないのに、続ける理由がなかったから、

ふと気が付くと、学校についていた