広斗が俺の家に来てから俺は頭が真っ白になった

色々追いつかない

廃部?転校?何もわからない

かれんの事もあるのに俺にどうしろと……

気づくと涙が流れ右手で自分の部屋の壁を殴っていた
 
右手は赤く腫れていく

一度殴っただけなのに血がにじむ

きっと切ったのだろ

痛いという感情よりも頭が働かなくてどうしたらいいのかがわからなくて

痛みなどどこ変え飛んでいた

俺はとりあえず一晩じゅう悩み結論を出した

取りあえず最後の大会に出ること

どうせ負けるのだろうなどと思っていた俺は最後だと決めつけていた

期待の的だった俺はもうここにはいないだけど…俺は…は広斗の言葉に引っかかりを持っていた

この大会、予選にさえ勝ち残ればいいもの

かれんがいた頃の俺ならきっとこう言っただろう


《おう!任せとけ!余裕だわ!ぜって勝つ!負けねぇーよ!》


でも今の俺に自信などの言葉など存在せず俺は精神的にストレスを抱えていった……