「れん!頼んだ!」
サッカーの練習試合中広斗は俺にボールをパスした
チームの皆は俺に向かってうなずいた、俺はその期待に答えようと必死にゴールに向かって走る
そして……
見事ゴール
「ナイスシュート、れん!」
俺のゴールで試合終了
見事勝つことができた
そしてマネージャーのかれんが俺にタオルを渡す
「れん、お疲れさま!」
俺はタオルを受け取った
「サンキューな!かれん!」
サッカー部のマネージャーをやっていたかれんはいつも俺のことを応援して見ててくれた
するとコーチが近づいてきた
「今度はまた違う他校の学校と合同の練習試合だ頑張ってくれよ?れん期待してるぞ!」
「はい!コーチ!あの……」
「何だ、れん」
「全国の試合っていつですか?」
「うーーーん、今さっき言ったように
○月○日に一度練習試合いがあるその後に大会だな、まっ!頑張れ!お前は皆にとって期待の的度からな!」
「はい!」
「ちっ!また見せ場取られちまったなれん、今度は負けねぇーからな?」
広斗がにやけながら俺に言う
「お前は誰と勝負してんだよ!敵がちげぇーだろうが!」
「お前とは付き合いなげぇーし競いあった仲だしな、何しろ一番のライバルだ!」
「勝てるもんなら勝ってみろ!絶てぇー負けねぇー(苦笑)」
そんな部活が終わった後
「かれん!待たせたな?悪いな待たせちまって…」
「ううん!大丈夫だよ!れん待ってる間楽しみで仕方がなかったもん」
「じゃー、本人登場した今の気持ちは?」
「ドキドキが止まらないもう死んでもいいくらい!」
かれんといる時間は俺にとって癒やしだった唯一の休憩時間だった
「死なせぇーねぇーよ!ぜってぇー守るから、お前の事誰にも渡さないし指一本触れさせてたまるか!」
「クスクス!急にどうしたの?れん…
嬉しいけど照れるよ?」
「一生お前を大事にする!かれん俺の隣からいなくなんなよ?俺の隣にずっといろ!ここがお前の居場所だ!」
「うん、ずっといるよ!私れんの隣にずっと…れんが好きだもん!だから、応援もするからサッカーやめないでね?約束ね?」
「あ〜約束だ!」
俺はかれんを抱きしめて言った
かれんの小さな手は俺の背中へと回されたそんな事でも愛おしさを感じていた
「そぉーいえば○日の日曜休みだよね?あっ!でも…次の日練習試合だよね?」
「あ~ごめんな?最近デートしてねぇもんな?どこ行きたい?」
「え?いいの?」
「いいに決まってんだろ?部活だったとしても無理やり休むよ!」
「何で?そこまでする必要ないじゃん!」
「あのなー彼女の誕生日無視する彼氏がどこにいんだよ!」
「私の誕生日覚えてて…って!そこまでしなくても……」
「そこまでする!!てかさせてくれ!ほんで?おまえどこ行きてぇーんだよ」
「うーん町中ショッピングデートがいいな!」
「わかった!最高の日にしような?」
「うん!楽しみ!でも無理しちゃダメだよ?」
「わかってるよ!」
でもその当日あの事故が起きた
おうだん歩道を渡ってる時に