君を失った日･･･

かれんの誕生日の日に君は俺にこう言った


『私、バイト始めたのそれでね？．．．』

『は？お前何言ってんの？』

『何って．．．？どうして怒ってるの？』

『分かんねぇーの？お前バカじゃねぇーの？』


俺はあの時自分の事を頼って欲しかった

だから怒った


『待ってよ！！何で？．．．何でそんなに怒るの？』

『うるせぇーよ、もうしらねぇーよ！ついて来んな！！』


何であんな事言ったんだろか…俺は…


『じゃーしらない、勝手にすれば？』


いつもみたいな喧嘩のはずだった


『あ～、俺もお前なんて知らねぇーよ！！』


すぐに仲直りする気だった


『ひどい！そこまで言わなくていいじゃん！れんのバカッ〜〜!!』


謝ろううとしたんだ、言い過ぎたとすぐ思ったんだ、


『何だし、うぜぇー、少し反省しろよ、』


おうだん歩道を渡ってる時に

俺は背中を思い切りかれんに押された

『れ．．．ん．．．〜』


━ドン.ドサッ.━

━バンッ━


『痛ってぇー、何すん．．．．．え！？』


俺の横で君は、


『か．．．れん？　おい！　かれん!！』


君は．．．


『おい！起きろよ．．．返事しろよ．．．.なぁ〜．．かれ..ん？』


君．．．は．．．


『ごめん．．．ごめん．．．俺が悪かったから、何でもする、バイトもしていいから、だから．．．お願いだから．．．眼を覚ましてくれよーーー... .』




亡くなった



「かれ...ん......．．．」