「じゃあ……大嫌い」



言った後、カァァッと顔が熱くなる。



うわああ言っちゃったよぉぉ…!



恥ずかしすぎて、龍くんから目をそらす。



「……おまえ…それ、反則だから」



顎をぐいっと持ち上げられ、熱っぽい龍くんと一瞬目が合った直後、唇がもう一度重なった。



さっきの優しいキスから...

龍くんの舌がぬうように入ってきた。



「……?!」


びっくりして、思わず龍くんの服をきゅっとつかんでしまう。



初めての感覚……


なんだか…



上手く言えないけれど、あったかいプールにゆっくりと下へ下へと沈んでいくような感覚がして…