「結菜ちゃん、まだちゃんと目を見て謝ってないじゃん?謝罪もかねて、なにかお菓子作って渡したらいいんじゃないかな~って思って!!」


はぁっはぁ…なるほど。


ん?でもちょっと待って。



「あたし、料理できない!」



その言葉に綾乃ちゃんが苦笑する。



「知ってるわよ。中学の調理実習で電子レンジ爆発させたものね」


「わ、忘れてくださいそれは…!」



ううう~
あたしの忘れたい過去ベスト5に入ってるんだから…!


「とにかく大丈夫だよ。綾乃ちゃんもくるみもいるんだから!」



でも2人ともついてくれるなら、心強い。