「あ、ほんとだ~結菜ちゃんの胸って気持ちい~」


笑顔で変なこと言ってるくるみは無視。



「…っちょ、もうほんと…やめっ…」


息も絶え絶えでそう言うと、綾乃ちゃんとくるみがびっくりしたように手を離した。



「結菜ちゃん…可愛い…くるみ、今押し倒したくなっちゃった…」


…超無視!!


「もう、ほんとばか!」



慌てて制服で隠し、かすかに出ていた涙を指ですくいつつ2人を軽く睨みつける。



「結菜あんたそれ逆効果…」



「へ?」



「結菜ちゃんって無自覚?てか天然なんだねー!」



「や、それくるみに言われたくな…」



「あーっ!もう!」


い、という言葉は綾乃ちゃんによってかき消された。