突然の言葉にうつむいてた顔をばっと上げる。
玄野くんはにやにやしてあたしを見ていた。
「はっ…?!」
「残念そうな顔してる」
う、うそ!てかするわけ……っ
玄野くんは立ち上がるとあたしの横へ移動してきた。
「や、やだ!来ないでよ…っ」
近くなった距離に鼓動が速くなり、それを隠すようにぎゅっと猫を抱きしめる。
玄野くんの匂いがわかるほど近いよ……っ
「そんな顔で言われても説得力ねーし。いやがることしねーつったけどいやがってないなら別」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…