3年振りの我が家。


この家にまた心と一緒に
戻って来れるとは夢にも
思わなかった。


俺の腕にはかわいい娘まで居る。


「ただいま…。」


「じーたん!!ばーたん!!」


「おじゃまします♪」


部屋の中からドタバタと
親父.お袋.兄貴までが
走って出てきた。


「心愛♪待ってたよ!!
さぁ♪じいーたんの
所においで!!」


「あなた!!私が先よ!!
心愛ちゃんいらっしゃい♪」


「心愛♪圭たんだよ!!
おもちゃ買いに行くか♪」


俺の腕に居た心愛があっという間
にリビングに連れ去られた…。


「はっ?俺.三年振りに
帰って来たんだけど…。」


「誰も心愛には敵わないの。(笑)」


「そうみたいだな…。(笑)」