「あの時…男の子の名前は
考えてくれてなかったから
男の子だったらどうしよう
って思ってたんだから!!」


「そっか…。(笑)ごめんな。」


心愛を見る…。


愛しい我が子を見て
また涙が出てくる。


「パパ…抱っこ…。」


「えっ…。」


心愛が小さい手の平を
俺に向けていた。


「心愛は隼人がパパだって
わかってるよ…。
毎日パパだよ…って写真見
せてたから…。
隼人.抱っこしてあげて…。」


「…心愛…おいで…ッッ…。」


初めて自分の子を抱きしめた。


俺にギユッと抱き着いてくる。


「心愛…ッッごめんな…。
もうパパはどこにも
行かないからな…ッッ。」


「パパ…泣いちゃダメ−ッ!!
…わかった?」


「隼人にそっくりでしょ。(笑)
いつも心愛に言われるの。
わかった?ってセリフは隼人の
口癖だもんね。(笑)」


「当たり前だろ…心愛は
パパの子だもんなぁ♪」