「俺…何してんだよ…。
自分の夢ばっか追いかけて…。
あいつの気持ちわからねぇ
で…ツッ…ツッ…。」


「隼人…行ってやれよ…。
ずっと心ちゃんもお前以外
考えられねんだよ。
お前スゲェ愛されてんだぞ…。
お前も.もうパパなんだから
泣いてる場合じゃねぇだろ!!
早く行ってやれよ!!」


心…お前は俺の為に嘘まで
ついて…一人で頑張ってた
んだな。


わかってやれなくてごめん…。


「心っ…!!」


「……!!隼人…どうして…。」


「ごめん…ごめんな…。
もう絶対離さねぇから…。」


俺は人目も気にせず
心を抱きしめた。


「隼人…ごめんね…。
私の方こそごめんね!!
良く頑張ったね。お帰りなさい。」


-トコ…トコ…トコ-


「ママ…?」


心愛が俺を見ていた…。


「隼人……あ.あのね…。」


「俺の子だろ。産んでくれて
ありがとうな…。
すげぇ嬉しいよ。(笑)」


「本当に…?」


「当たり前だろ…俺とお前
の子だぞ嬉しいに決まって
んだろ。(笑)」