「本当に似てるかもね。
ねぇ心ちゃん?
隼人.何か言ってない?
例えばお店の事とか…?」


「お店の事ですか…?
やっぱり親父はすげぇ…って…
それにお兄さんが変わったって…
イタリアから帰って来て兄貴の顔
が自信に満ち溢れてるって言って
ました。」


最近.本店のバイトに行ってる
隼人はお店の話しをする事が
多くなった。


「隼人もいつかは行って
みたい…って前に言って
ました。」


「そっか…やっぱり凌と
隼人は似てるかもね。」


「どう言う意味ですか?」


「心ちゃん…これは私と
凌の話しとして聞いてね。
私と凌は中学が一緒でね…。
2年の時に凌から告白してくれて
私とっても嬉しかった。
私も凌の事ずっと好きだったから
でもねライバルが多くて自分から
言えなかったから余計に嬉しくて
私.泣いちやったの…。
それ程.嬉しかった。(笑)」


わかるような気がする。


シェフは顔立ちも完璧で
とっても優しくて…。
私も見とれてしまう事が
ある。


中学時代もとってもかっこいい
男の子だったんだろうなぁ…。