-ガチャ-


やっぱり…。


「兄貴…帰って来たんだ?」


「兄貴…!?」


横で心が目を丸々と
させながら呟いた。


「何びっくりしてんだ。
俺が帰って来たらなんか
都合でも悪いのか?…あれっ?」


「あ.あの…お邪魔してます。」


「俺の彼女…。」


「彼女?…へえーっ!!
お前が女の子.家に連れて
来るなんてやっぱ時代も
変わったねぇ…(笑)
あっ.急に入って来てごめんね。
君…名前は?」


「綾瀬です!!綾瀬 心です。」

「心ちゃんかぁ!!かわいい
じゃん!!
隼人には勿体ねぇな。(笑)
俺は隼人の兄貴で圭吾って
言うんだ…よろしくね!!」


「圭吾!!早く荷物.片付けちゃ
いなさい!!隼人も居るの?」

下からお袋の叫び声。


「あぁ…わかった!!
隼人も彼女も居るよ!!」


「あらぁ♪心ちゃんも居るの!!
下でお茶でもしましょう♪
みんな降りてらっしゃい!!」


声がでけぇんだよ…。


話すなら俺の部屋から出てけよ。


俺は心の中で思った。