いつ来ても隼人の部屋は
片付いている。


部屋に入ると隼人は
クローゼットの中から
手提げの袋を取り出して
ガラスのテーブルの上に
置いて座る。


「おいで…。」


立っままの私に自分の
股の間を指差す。


素直に座ると後ろから
ギュッと抱きしめられた。


「どうしたの?」


「開けてみて。」


袋のロゴを見ると
有名ブランドの文字。


中に入っていた箱を開けて見る。


「えっ。」


中にはペアリングが入っていた。